リヴァプール-海商都市(読み)リヴァプールかいしょうとし

世界遺産詳解 「リヴァプール-海商都市」の解説

リヴァプールかいしょうとし【リヴァプール-海商都市】

2004年に登録されたイギリスの世界遺産(文化遺産)だが、2012年に危機遺産リストに登録された。イングランド北西部に位置し、18~19世紀に、ヨーロッパアフリカ・アメリカをつなぐ三角貿易拠点としての機能を担い、1830年にリバプール内陸マンチェスターを結ぶ鉄道が開通してから鉄道交通の要衝となり、輸送体系、港湾管理などの先駆けともなり「大英帝国第二の都市」とまで呼ばれるようになった。また造船をはじめとする製造業を発達させ、現代のドック技術の発展貢献。海商都市として、その美しい建築物や歴史的価値が評価されて、世界遺産に登録された。現在でも世界遺産に登録された6つのエリアは当時の様子をよくとどめているが、その一部で都市の再開発計画が持ち上がり、その実行によって周辺の景観を損なう危険性が出てきたために、2012年に危機遺産リストに登録された。◇英名Liverpool‐Maritime Mercantile City

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む