リーディング産業(読み)リーディングサンギョウ(その他表記)leading industry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リーディング産業」の意味・わかりやすい解説

リーディング産業
リーディングさんぎょう
leading industry

国や地域の経済発展を主導していく中核的な産業のこと。日本では,第2次世界大戦後の復興期においては石炭産業などのエネルギー部門に傾斜的に資金が投じられ,経済発展の基盤を形成した。その後繊維産業や造船業が国際競争力を確保し,その貴重な外貨を利用して諸産業の設備の近代化がはかられていった。昭和 30年代後半からの高度成長期には,鉄鋼業などの素材型の基幹産業や家庭電気製品などの製造業が経済活動の牽引力となった。 1973年の石油危機を契機として経済は安定成長期に入り,リーディング産業も自動車産業やエレクトロニクス産業へ移行。その後今日にいたるまで両産業が中心となって産業活動を展開しているが,産業としての成熟期を迎えつつあるとも指摘されており,新たなリーディング産業の台頭が待たれている。

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