20世紀西洋人名事典 「ルイージマレルバ」の解説
ルイージ マレルバ
Luigi Malerba
1927 -
イタリアの作家。
パルマ生まれ。
長く農業に携わり、その後、映画、テレビの脚本を書きながら、1963年短編集「アルファベットの発見」でデビュー。その後、「蛇」(’66年)、’70年度メディシス賞受賞作「とんぼ返り」(’68年)、「主人公」(’73年)、「夢見る人の日記」(’81年)などナンセンスと諧謔に満ちた、前衛的な小説世界を展開。児童文学でもそのユニークな風刺的作風は共通し、「おんぼろぼろさん」(’75年)、短編集「スーパーでかぶた」(’84年)、「ミッレモスケ」シリーズなどの秀作がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報