ルジェビチ(その他表記)Tadeusz Różewicz

改訂新版 世界大百科事典 「ルジェビチ」の意味・わかりやすい解説

ルジェビチ
Tadeusz Różewicz
生没年:1921-

ポーランド戦後詩の第1世代を代表する詩人。荒廃した国土背景に,率直で斬新な手法を用いて人間の実存倫理を問いつめた詩集に《不安》(1947)などがある。現実観察の鋭さは風刺的な散文にも生かされ,短編《博物館見学》(1959)はアウシュビッツ戦争博物館の虚構をあばく。〈雪どけ〉後は,ムロジェクと並ぶ不条理演劇作者としても活躍ほかに《索引カード》(1960)などがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む