20世紀西洋人名事典 「ルドルフフィッティヒ」の解説
ルドルフ フィッティヒ
Rudolf Fittig
1835.12.6 - 1910.11.19
ドイツの有機化学者。
元・ストラスブルク大学教授。
ハンブルク生まれ。
ゲッチンゲン大学で学び、ウェーラーとリンプリヒトに化学を師事、1869年チュービンゲン大学教授、1876年ストラスブルク大学教授を歴任。有機合成化学の実験を積み重ね、ピナコン(1859年)、ディフェニル(1862年)、トルエン(1864年)、メシチレン(1866年)、フェナントレン(1872年)、クマロン(1883年)等を発見。ベンゼンから芳香族炭化水素を合成するときの有効な反応「フィッティヒ反応」でよく知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報