すべて 

ルネボアレーブ(その他表記)René Boylesve

20世紀西洋人名事典 「ルネボアレーブ」の解説

ルネ ボアレーブ
René Boylesve


1867 - 1926
フランスの小説家。
トゥーレーヌ生まれ。
本名René Tardiveau。
作品の根底にはペシミスティックな人生観照がうかがわれる。伝統的小説手法から出発し、物語と批評との合体ともいえる、プルーストにも通じる手法を夢想し、「ひと夜君がほしくて」(’25年)などの作品で実験を試みている。作品はほかに地方都市のブルジョワ風俗を描いた「クロック嬢」(1899年)、恋愛的苦悩を描いた「わが恋」(1908年)、皮肉、諧謔を湛えた「公園での恋の手ほどき」(’02年)、「若きマドレーヌ」(’12年)等。アカデミー・フランセーズ会員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

すべて 

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む