最新 地学事典 「レアルデルモンテ鉱山」の解説
レアルデルモンテこうざん
レアルデルモンテ鉱山
Real del Monte mine
メキシコのPachucaにある浅熱水性銀鉱床。母岩は中新世の安山岩・デイサイト・流紋岩溶岩・角礫岩(K-Ar年代23.7~21.6Ma)とこれらを貫く斑岩類岩脈。鉱脈は東西12km,南北10kmの範囲にE-W系26条,N-S系6条があり,いずれも正断層に胚胎。最長脈は約8km連続。鉱体は地表下300~1,000mの間にあり,脈幅2~5m。鉱石鉱物は輝銀鉱・数種のAg-Sb鉱物・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱など。平均品位Ag450ɡ/t。脈石は石英・バスタム石・ばら輝石・方解石・アデュラリア・重晶石。母岩変質は珪化・セリサイト化・緑泥石化。カリ変質母岩のK-Ar年代20.3Ma。14世紀半ばから開発。1525~1992年の粗鉱生産量約1億t, 産出Ag量4.5万t, Au220t。
執筆者:矢島 淳吉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

