普及版 字通 「レイ・みこ」の読み・字形・画数・意味
20画
[字訓] みこ
[説文解字]
[字形] 会意
(れい)+女。は雨乞いの祝詞の器である(さい)を列して、請雨の儀礼を示す字。女は女巫。〔説文〕十二上に「女の字(あざな)なり」とするが、靈(霊)と異構同字とみるべき字である。〔楚辞、離騒〕に「靈脩(れいしう)」という語があり、「前修」というのと同じように、そのような巫祝をいう。中国では字の用例はほとんどないが、わが国では〔神代紀〕に「大日(おほひるめのみこと)」の名に用いている。
[訓義]
1. みこ。
2. 女の字。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ヲンナ
[語系]
・(靈)・・零lyengは同声。みな請雨の儀礼に関し、その儀礼によって雨降ることを零という。天の命ずるところを令liengという。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報