知恵蔵 「レジオネラ感染症」の解説 レジオネラ感染症 レジオネラ菌による感染症で、在郷軍人病はこの1つ。最初の報告は1976年、米国の在郷軍人大会の出席者の発病だった。全身倦怠感、筋肉痛、軽い頭痛などの後に急激に発熱し、悪寒、ふるえを伴う。咳や痰、胸痛や呼吸困難、腹痛、吐き気、下痢を起こし、X線写真上で肺炎が見られる。日和見感染症の1つ。空調の冷却水、24時間風呂、循環型温泉などで、この菌に汚染されている例が報告されている。 (今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by