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在郷軍人病 ざいごうぐんじんびょうLegionnaires' disease

翻訳|Legionnaires' disease

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

在郷軍人病
ざいごうぐんじんびょう
Legionnaires' disease

レジオネラ菌が起す病気で,1976年アメリカフィラデルフィア開かれた在郷軍人大会で集団発生したことからこの名前がついた。全身倦怠感,頭痛など軽い症状のあとに急激に発熱,呼吸困難を起し肺炎症状となる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ざいごうぐんじん‐びょう〔ザイガウグンジンビヤウ〕【在郷軍人病】

レジオネラという細菌の感染によって起こる肺炎。1976年、米国の在郷軍人大会の参加者がホテルに滞在中に集団発生し、この細菌が発見された。この細菌の含まれた水冷式空調装置の水が飛び散って空気感染したといわれる。レジオネラ症

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

ざいごうぐんじんびょう【在郷軍人病 Legionnaire’s disease】

新しく発見された呼吸器感染症で,肺炎の一種。1976年7月,フィラデルフィアで開かれたアメリカ在郷軍人会の年次総会に出席した会員の間に肺炎が流行し,182人の患者のうち29人が死亡した。死亡者から分離された病原菌はそれまで知られていなかった新種の細菌で,従来の人工培地に発育せず酵母エキスを加えた特殊培地でよく発育した。幅0.3~0.4μm,長さ2~3μmのグラム陰性杆菌でLegionella pneumophiliaと命名された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

在郷軍人病
ざいごうぐんじんびょう
legionnaires' disease

既知細菌分類のどの科およびどの属にも該当しないまったく新しく発見された細菌であるLegionella pneumophilaの感染によって発症する細菌性肺炎で、呼吸器系伝染病の一種。在郷軍人とは直接的な関係はなく、1976年フィラデルフィア市の某ホテルで7月21~24日に開催されたアメリカ在郷軍人会の年次総会参会者約4000人のうち、184人に劇症肺炎が発生し、そのうち24人が死亡、また会場のホテルから排出された冷房風に当たった通行人39人が同じ病気にかかり、5人が死亡したという事件を契機として命名された疾患である。アメリカの公衆衛生局のCDC(伝染病予防本部Center for Disease Control)を中心とした精力的な検索によって、新種のグラム陰性桿菌(かんきん)の感染によることがわかった。その後の研究により、水中に長期間生存が可能で、世界中の川や湖水にも広く分布し、とくに増殖の好条件がそろう空調設備の冷却水を介して集団発生する可能性が濃く、ビル冷房の衛生管理対策が重視されるようになった。1980年以来ヨーロッパをはじめ、日本でも長崎、仙台、福岡で集団発生や散発的な患者発生の報告がある。[柳下徳雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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