れそ(読み)レソ

デジタル大辞泉 「れそ」の意味・読み・例文・類語

れそ

[代]《「それ」を逆にした語》三人称(中称)の人(指示)代名詞あいつ。あのこと。直接にその名を言いにくいときに使う。→れこ
「や、―が言伝ことづてしたぞや」〈浄・冥途の飛脚

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精選版 日本国語大辞典 「れそ」の意味・読み・例文・類語

れそ

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「それ」を逆にした語 ) 「それ」の意の、隠語ふうな俗語。直接にその名を言いにくい場合に用いる。あのこと。例のやつ。あれ。人をさすこともあるが、事柄事態などをさすことも多い。
    1. [初出の実例]「ヤれそが言伝したぞや」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上)

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