レヴァント貿易(その他表記)Levant

翻訳|Levant

山川 世界史小辞典 改訂新版 「レヴァント貿易」の解説

レヴァント貿易(レヴァントぼうえき)
Levant

中世における東方貿易をさす。11世紀のいわゆる「商業の復活」から,15~16世紀の大航海時代までの間,ヨーロッパ東方貿易は,主として北イタリア諸都市(特にヴェネツィア)とレヴァント地方との間で行われていた。香辛料織物など東方の物産はレヴァントから北イタリアを経由してヨーロッパにもたらされ,その対価は主に南ドイツの銀であった。この貿易はやがて東インド新航路の発見によって衰退した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

関連語 商業 復活

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む