ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーウェンフク」の意味・わかりやすい解説
レーウェンフク
Leeuwenhoek, Antonie van
[没]1723.8.26. デルフト
オランダの顕微鏡学者,博物学者。アムステルダムで織物商になったが,やがてデルフトに帰り顕微鏡製作に熱中。拡大率 40倍,さらに 160~270倍の単式顕微鏡をつくり,初めて赤血球の正確な記述,細菌の絵などを残した。汚水,糞便中に微生物を発見。また,イヌの精虫,酵母菌,単子葉植物,双子葉植物,ノミ,アリなど多くの小生物を調べ,おもにこれをイギリスのロイヤル・ソサエティに報告 (全部で 375編) 。 1680年ロイヤル・ソサエティ会員。なお自作の顕微鏡は 400個以上といわれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報