レーマー石(読み)レーマーせき

最新 地学事典 「レーマー石」の解説

レーマーせき
レーマー石

römerite

化学組成鉱物。三斜晶系,空間群,格子定数a0.6463nm, b1.5309, c0.6341, α90.53°, β101.08°, γ85.73°, 単位格子中1分子含む。厚板状結晶で,立方体に近い。他に粒状結晶の皮殻状・鍾乳状集合。黄~黄褐~紫褐色,半透明,ガラス~樹脂~脂肪光沢。劈開{010}に完全,{001}に明瞭。硬度3~3.5, 比重2.18。水に可溶。薄片では橙~黄褐色の多色性あり,屈折率α1.519~1.524, β1.570~1.571, γ1.578~1.583, 2V(-)45°~51°, 光分散r>v強。坑道の壁に黄鉄鉱磁硫鉄鉱などの分解により生じ,コキンボ石など鉄の含水硫酸塩鉱物を伴う。火山噴気孔に昇華物としても産する。日本では北海道紋別市鴻ノ舞鉱山などから産出。名称は,ドイツ人地質学者F.A.Römer(1809~69)に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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