最新 地学事典 「レーリー蒸留」の解説
レーリーじょうりゅう
レーリー蒸留
Rayleigh distillation
2成分系の蒸留で,蒸発する相と残留する相の間で2成分について交換反応形式の分配平衡が保たれ,しかも蒸発する相が直ちに残留相から分離されるような過程。その際の残留相の組成変化はln(x/xo)=(K-1)ln(n/no)で表される。xは分率,nは残留層の量,Kは分配係数,0をつけたものは初期値。安定同位体のように一方の成分が微量の場合は,分率の代りに近似的に存在比Rを用いることができる。1902年にRayleighにより発表。デルナー-ホスキンスの式とまったく同じ意味。
執筆者:松葉谷 治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

