ロイコプテリン

化学辞典 第2版 「ロイコプテリン」の解説

ロイコプテリン
ロイコプテリン
leucopterin

2-amino-5,8-dihydro-4,6,7-pteridinetrione.C6H5N5O3(195.14).シロチョウの羽などから単離される.2,4,5-トリアミノ-6-ヒドロキシピリミジンに過剰シュウ酸を作用させると得られる.また,キサントプテリン酸化によっても生成する.白色結晶.分解点300 ℃ 以上.pKa 7.56,9.78,13.6(20 ℃).λmax 240,285,340 nm(ε×10-3,15.9,6.9,10.5,pH 13).水に微溶,アセトン,エーテルに不溶.アルカリに溶けて青色蛍光を示す.LD50 50 mg/kg(マウス静注).[CAS 492-11-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 LD50

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロイコプテリン」の意味・わかりやすい解説

ロイコプテリン
leucopterin

モンシロチョウなどの白色の翅から得られるプテリン化合物の一種。キサントプテリンの脱水素化でもつくりうる。淡黄結晶で,水にわずかに溶け,アルカリに可溶。ナトリウム塩,銀塩 (黄色) ,難溶のアンモニウム塩などをつくる。アルカリ溶液は青色ケイ光を出す。毒性を示す。

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