ろう型(読み)ろうがた(その他表記)cire perdue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ろう型」の意味・わかりやすい解説

ろう型
ろうがた
cire perdue

鋳金の一技法粘土で中型を作り,その上に蜜ろうと松やになどを混ぜたものを一定の厚さに塗ってこれに彫刻を施して原型を作り,さらに砂土でおおい固める。乾燥後加熱するとろうが流れて空隙ができる。この空隙に溶解した金属を流し込んで各種の鋳像を造る。西洋ではシール・ペルデュと呼び,この技法は前 2500年頃までに,すでにエジプトで用いられていた。日本では奈良時代初期の仏像などの鋳造に,この技法が用いられている (→金銅仏 ) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む