ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロコソフスキー」の意味・わかりやすい解説
ロコソフスキー
Rokossovsky, Konstantin Konstantinovich
[没]1968.8.3. ソビエト連邦,モスクワ
ソビエト連邦の軍人。 Rokossovskiiとも書く。ロシアに帰化したポーランド官吏の子で,スターリングラードの戦いで名をあげた。 1917年赤軍に入り将官に昇進したが,1938~41年拘禁された。第2次世界大戦中はモスクワ防衛,白ロシア戦隊,ベルリン攻撃を指揮。 1949年ポーランドに帰国し,ポーランド国防大臣兼総司令官に就任。 1950年ポーランド統一労働者党政治局員となり,1952年副首相を兼務,スターリン主義者グループを支えた。 1956年 10月にウワディスワフ・ゴムウカらの民主派の登場をソ連軍を導入して阻止しようと企図して失敗,党政治局から解任され,ソ連に帰国。 1962年までソ連の国防大臣代理を務めた。
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