ロシェライト

最新 地学事典 「ロシェライト」の解説

ロシェライト

roscherite

単斜晶系と三斜晶系のポリタイプがある。化学組成鉱物。単斜晶系,空間群C2/c, 格子定数a1.5875nm, b1.1855, c0.6605, β95.35°,三斜晶系,空間群,格子定数a1.5922nm, b1.1966, c0.6741, α91.07°, β94.35°, γ89.99°。初めは単斜相のみが知られていたが,米国ノースカロライナのFoote鉱山の試料の単結晶構造解析から,三斜晶相が明らかになった。両者の構造は類似し,対称性の低下は3価の陽イオンが単斜晶系のサイトの半分だけを占めることによる。対称性は3価の元素の種類にはよらず,2価と3価のイオンの比によると考えられている。オリーブ緑・薄茶・褐色~オレンジ赤色,{001}に平行な板状晶。硬度4.5, 比重2.934, 光学性は,単斜相:屈折率α1.636, β1.641, γ1.651, 二軸性正,2V大;三斜相:屈折率α1.624, β1.639, γ1.643, 二軸性負,2V大。原産地はドイツ,Saxony, Ehrenfriedersdorf, Greifenstein。花崗岩の晶洞中にりん灰石ラクロア石などと産出名称はEhrenfriedersdorfの鉱物収集家W.Roscherにちなむ。参考文献L.Fanfani et al.(1977) Tschermaks Min. Petr. Mitt., Vol.24

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