最新 地学事典 「ロドピ変成帯」の解説
ロドピへんせいたい
ロドピ変成帯
Rhodope metamorphic belt ,Rhodope metamorphic complex
バルカン半島南部のロドピ山地およびギリシア・ブルガリア国境周辺のベラシツァ山地から南に東西延長約250kmに分布する複変成作用を被った変成地帯。正片麻岩など大陸地殻由来の原岩で特徴づけられ,局所的に大理石,準片麻岩,角閃岩,エクロジャイト,かんらん岩などを伴う。エクロジャイトは藍晶石を含み,コース石の報告がある一方でその多くはグラニュライト相または角閃岩相の重複を被る。また,準片麻岩のざくろ石中の包有物としてマイクロダイヤモンドが報告されている。同変成帯は白亜紀前期の高圧・超高圧変成作用の後,白亜紀後期には中圧型の広域変成作用が起こったとされるが,さまざまな岩相においてジルコンのリムは始新世の年代を示す。
執筆者:辻森 樹
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

