20世紀西洋人名事典 「ロドルフグラツィアーニ」の解説
ロドルフ グラツィアーニ
Rodolfo Graziani
1882 - 1955
イタリアの軍人。
元・陸軍元帥,元・エチオピア総督。
第一次大戦には陸軍大尉として参加し、戦後はリビア再征服事業で活躍、リビア軍司令官、キレナイカ副総督、ソマリランド総督を歴任。エチオピア戦争では南部作戦を指導、戦功により元帥に昇格、エチオピア総督の任に就く。1940年エジプト侵入を企てるがイギリス軍に敗れ翌年辞任。’43年イタリア降伏後ナチス擁立のサロ共和国の国防相兼参謀長として活動、’45年連合軍に逮捕され戦犯として19年の刑に服す。釈放後ネオファシズムに協力。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報