20世紀西洋人名事典 の解説
ロバート・アンドリュー ミリカン
Robert Andrews Millikan
1868.3.22 - 1953.12.19
米国の物理学者。
元・シカゴ大学教授,元・カリフォルニア工科大学教授。
イリノイ州モリソン生まれ。
卒業後予科の初等物理学教師を経て、コロンビア大学物理学教室に赴き、学位を取得。シカゴ大学助手、助教授を経て、1910年同大物理学教授。’21〜46年カリフォルニア工科大学教授、同大ノーマン・ブリッジ研究所長を務める。アメリカで物理学の土台作りに尽力。’07年カンディッシュ研究所を中心に水滴法を改良発展させ、’16年油滴法を発明、’17年電気素量の精密測定に成功。’23年これらの業績でノーベル物理学賞を受賞。’20年ミリカン線を発見、宇宙線の研究も行い、30年代の宇宙線研究の基礎を築く。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報