ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロプス」の意味・わかりやすい解説
ロプス
Rops, Félicien
[没]1898.8.22. エソンヌ
ベルギーの画家,版画家。少年時代をナムールで過し,のち一家とともにブリュッセルに移り,聖ルカ美術研究所でド・グルーと L.デュボアに師事。 1856年に学生の同人誌『クロコダイル』に協力。以後相次いで小説,雑誌などに石版や銅版による一種悪魔的な挿絵を描き,その高度な技法は高く評価された。 60年頃パリに行き,帰国後ブリュッセルに国際銅版画協会を設立。 74年以降はパリに定住し,T.ゴーチェ,ボルテール,S.マラルメらの作品の挿絵を描いた。 84年にブリュッセルで創立された画家協会"XX(20)"に参加。
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