20世紀西洋人名事典 「ロベルトブラジアック」の解説
ロベルト ブラジアック
Robert Brasillach
1909.3.31 - 1945.2.6
フランスの評論家,作家。
1931年評論家としてデビューし、’34年には週刊誌「ジュ・スイ・パルトゥー」編集長となる。戦時中には積極的にドイツに協力し、’44年のフランス解放とともに逮捕され、翌’45年死刑となる。作品には「映画の歴史」(’35年、バルデッシュと共著)、「コルネイユ」(’38年)などの批評のほか、「時の過ぎさるがごとく」(’37年)、「七つの彩り」(’39年)などの優れた小説、戯曲「セザレの女王」(’57年)がある。戦後、戦犯作家とされてきたが、近年全集が刊行されるなど再評価の機運が起こった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報