20世紀西洋人名事典 の解説
ローランド・フォン エートベシュ
Eötvös Rolánd von
1848.7.27 - 1919.4.8
ハンガリーの物理学者。
ブタペスト大学教授,ハンガリー数学物理学会初代会長。
ブダペスト生まれ。
液体の表面張力と温度の関係に関する「エートベシュの法則」を発見した。又精密なねじり秤を考案し物体の慣性質量と重力質量が比例すること実験で確認した。この結果は、アインシュタインの一般相対性理論に重要な実験的基礎を与えた。また重力の地域差の測定から地層の研究を可能にした。1872年ブタペスト大学教授。その後、一時文部大臣を務め、ハンガリー科学アカデミー会長、ハンガリー数学物理学会会長などを歴任した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報