ワイアラ(その他表記)Whyalla

改訂新版 世界大百科事典 「ワイアラ」の意味・わかりやすい解説

ワイアラ
Whyalla

オーストラリア南部,サウス・オーストラリア州南部,スペンサー湾北部西岸にある鉄鋼業港湾都市。人口2万6000(1991)。乾燥地帯に位置するため,水は送水管(長さ374km)でマレー川から供給している。背後アイアン・モナーク鉄鉱山がある。1902年に対岸ポート・ピリーでの鉛精錬用の鉄鉱石積出港として建設され,15年からニューカスル鉄鋼業向け積出港となり,39年から造船業,41年から鉄鋼業が開始された。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワイアラ」の意味・わかりやすい解説

ワイアラ
Whyalla

オーストラリア,サウスオーストラリア州南東部,ポートオーガスタ南西 74kmのスペンサー湾西岸にある工業都市。 1902年にポートピリーでの鉛精錬の溶剤としてアイアンモナークからの鉄鉱石を積出したのが起源で,その後ニューサウスウェールズ州の鉄鋼業への鉄鉱石積出港となった。現在は鉄鉱石積出しだけでなく鉄鋼,船舶,発電機を生産する重工業都市として発展している。乾燥地帯にあり,水は 374kmのパイプラインでマレー川から供給される。人口2万 5740 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む