ワットの蒸気機関(読み)ワットのじょうききかん(その他表記)steam engine of Watt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワットの蒸気機関」の意味・わかりやすい解説

ワットの蒸気機関
ワットのじょうききかん
steam engine of Watt

蒸気機関は J.ワットにより完成された。ワットの発明・考案になる点は,それまでのニューコメン機関に対して,まず復水器をシリンダと分離したことから始り,大気圧力でなく蒸気の圧力を利用したこと,ピストンの往復運動を車輪の回転運動に変えるようにしたこと,ピストンの両側に蒸気を送る方式にしたこと,シリンダへの蒸気供給量を自動的に調節する調速機を用いたことなどであり,ここに蒸気機関は,その熱効率の飛躍的な増大とともに,鉱山用から一般の原動機として用いられるようになって,産業革命のにない手となった。

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