ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワロキエ」の意味・わかりやすい解説
ワロキエ
Waroquier, Henri de
[没]1948
フランスの画家。建築を学んだのち,独学で画家に転じた。初め印象派風の風景画を描いていたが,1912年イタリア,スペインに旅行し,初期ルネサンスのフレスコ画やプリミティブな絵画に影響され,落ち着いた色彩と大胆な線による壁画を描いた。 30年以後は女性裸体像,静物画を主とし,晩年は彫刻も制作した。主要作品はシャイヨー宮の壁画『悲劇』 (1937) 。
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