アウアー合金(読み)アウアーごうきん

改訂新版 世界大百科事典 「アウアー合金」の意味・わかりやすい解説

アウアー合金 (アウアーごうきん)

オーストリアの化学者ウェルスバハF.von Welsbach(本名アウアーCarl Auer)が1903年に発明した一種発火合金。セリウムCe50%,ランタンLa,ネオジムNd,プラセオジムPrなど45%からなる。ガス灯(アウアー灯)用マントルの製造に使用したモナズ石砂の廃物にセリウムその他の希土類元素が多量に含まれており,これを利用したものである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 大久保

百科事典マイペディア 「アウアー合金」の意味・わかりやすい解説

アウアー合金【アウアーごうきん】

オーストリアのC.A.vonウェルスバハが発明した発火合金の一種。ガス器具ライターなどの点火装置に用いられる。セリウム50%,ランタン,ネオジム,プラセオジムなど45%からなる。
→関連項目アウアーネオジム

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む