アカストス(英語表記)Akastos

世界大百科事典 第2版の解説

アカストス【Akastos】

アテナイの政治家。生没年不詳。アテナイがポリス国家となったと推定される前8世紀中葉の人かと思われる。国制が王政から貴族政に移行する過程で王に代わって初めてアルコン(最高官)になった人物と考えられ,古典期の9人のアルコンが就任にあたって,〈アカストスの時のように誓約を行おう〉と誓うところから,歴史的存在の確かな最初のアテナイ人と考えられている。【太田 秀通】

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世界大百科事典内のアカストスの言及

【ペレウス】より

…異母兄弟を殺してフティアへ逃げた彼は,同地の王エウリュティオンEurytiōnから罪を潔(きよ)められ,王女アンティゴネと領地の一部を与えられて王とされた。しかしカリュドンの猪狩りで誤って義父を死なせたため,イオルコス王アカストスAkastosのもとへ行き,彼から罪を潔められたが,王妃アステュダメイアAstydameiaが彼に恋し,密会を迫った。彼がそれを拒むと,王妃はアンティゴネに偽りの使者を送る一方,夫にも彼が邪恋を寄せたと訴えた。…

【ペレウス】より

…異母兄弟を殺してフティアへ逃げた彼は,同地の王エウリュティオンEurytiōnから罪を潔(きよ)められ,王女アンティゴネと領地の一部を与えられて王とされた。しかしカリュドンの猪狩りで誤って義父を死なせたため,イオルコス王アカストスAkastosのもとへ行き,彼から罪を潔められたが,王妃アステュダメイアAstydameiaが彼に恋し,密会を迫った。彼がそれを拒むと,王妃はアンティゴネに偽りの使者を送る一方,夫にも彼が邪恋を寄せたと訴えた。…

※「アカストス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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