【Ⅰ】水を意味するラテン語.[別用語参照]王水【Ⅱ】錯体中の中性配位子の水をよぶときの名称.IUPACの1953年の暫定規則で,語尾をoに変えるのは陰イオンに限ることにし,水は陰イオンではないから,aquoではなくaquaとした.しかし,aquoアコ(アクオ)という名称が広く用いられていたため,aquoを例外として認めてきたが,IUPACの1970年規則で,本来のラテン語のとおりaquaアクアに改訂された.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…広義には,塩類に限らず錯体中で中心原子に配位している水をいう。錯体化学での配位子名はアクア。たとえばCuSO4・5H2Oの結晶中では,4H2OがCu2+に配位して配位水となり平面正方形型の[Cu(H2O)4]2+錯体をつくり,この平面の上下からSO42-が配位し,残りのH2OはSO42-と結合して陰イオン水となっている。…
※「アクア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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