翻訳|agile
柔軟で効率的なシステム開発によって、迅速なシステム提供を目ざすというソフトウェア開発手法の総称。アジャイル開発、アジャイル開発プロセスともいう。アジャイルは英語で、「素早い・機敏な・(頭の回転が)速い」などの意味をもつ。ソフトウェア開発の課題であった、開発期間の短縮化や低コスト化、柔軟で迅速な対応などを実現するための取り組みで、プログラマーなどの開発サイドから提唱された手法である。2001年アメリカのスノーバードにソフトウェア開発手法の分野のエキスパートが集まり「アジャイルソフトウェア開発宣言Manifesto for Agile Software Development」(アジャイル・マニフェスト)という文書がまとめられた。さらに、組織としてアジャイル・アライアンスAgile Alianceが結成され、本格的な取り組みがスタートした。
途中経過の成果を早い段階から継続的に顧客に引き渡すことで、開発途中での確認や仕様変更などに対応する。また、仕様書だけに頼るのではなく、顧客や開発チーム内でのコミュニケーションを重視することを原則としている。アジャイルは、計画重視のウォーターフォール型開発など、従来の柔軟性の低い開発プロセスにかわるものとして注目を集めている。
[編集部]
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新