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アスコリドとジール Askol’d i Dir

世界大百科事典 第2版の解説

アスコリドとジール【Askol’d i Dir】

ロシア,リューリク朝以前のキエフの公。年代記によれば,ともにリューリクの家来の貴族で,ビザンティンへ行く許しを得てノブゴロドを発し,キエフでキー,シチェーク,ホリーフ3兄弟の子孫に会い,その一族のポリャーニン族(スラブ人)をハザル族の支配から解放した。2人とリューリクの関係の詳細については不明で,その出自はノルマン人のほか,バルト・スラブ人の可能性も考えられる。ビザンティンの資料によれば,2人は866年にロシアの大軍を率いてコンスタンティノープルを攻めた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内のアスコリドとジールの言及

【キエフ・ロシア】より

…9世紀になると,北のノブゴロドと南のキエフとが政治と経済の両面で際だってきた。キエフの支配者アスコリドとジール(兄弟の公)による860年のコンスタンティノープル攻撃の遠征は,ビザンティンの人びとにも強い印象を残した。北のノブゴロドには,スラブ人の公ワジムを征して権力を握ったノルマン人の伝説的首長リューリクがいたが,その死後,遺児イーゴリを奉じた従士団の長オレーグ(在位882‐912)の軍勢が南下進攻を始め,アスコリドとジールを倒して都市国家キエフの支配者となった。…

※「アスコリドとジール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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