アッカルド(読み)あっかるど(その他表記)Salvatore Accardo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アッカルド」の意味・わかりやすい解説

アッカルド
あっかるど
Salvatore Accardo
(1941― )

イタリアのバイオリン奏者。トリノに生まれ、生地シエナの音楽院で学ぶ。1956年ジュネーブ、1958年パガニーニの各国際コンクールに優勝、10代で演奏活動に入る。1973年(昭和48)初来日。陽性でたくましい演奏を聴かせるため、一部で「パガニーニの再来」と評価された。パガニーニの作品を得意にしていたが、1970年代後半からはドイツ音楽でも成果をあげ、イ・ムジチ合奏団の第3代リーダーとしても活動した。

[岩井宏之]

『小畑恒夫訳『アッカルド/ヴァイオリンを語る』(1989・音楽之友社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 ヴァイオリン

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android