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アナバチック風 アナバチックカゼ

デジタル大辞泉の解説

アナバチック‐かぜ【アナバチック風】

anabatic wind》山の斜面に沿って谷底から吹き上げる風。谷風がその例。斜面上昇風。滑昇風(かっしょうふう)。アナバ風。→カタバチック風

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アナバチック風
あなばちっくかぜ
anabatic wind

斜面を吹き上げる風。カタバチック風(斜面下降風)の反対語で、主として日射による局所的な加熱の影響で吹く。谷に吹く風は、日中は平地から谷あいに吹き込んでいく谷風と、谷の両側に沿って吹き上げる、この斜面上昇風(アナバチック風)とが合成されたものである。夜間は反対に谷あいから平地に吹き出してくる山風と、斜面下降風とが合成される。広域にわたる気圧場の変化が緩やかなときは、山岳地帯では以上のような風の日変化を示すが、低気圧の接近などに伴われ、総観的な気圧配置の変化が著しくなると、前述のような風の日変化には乱れが生じる。山の気象の経験者は、このようなことから、山岳地帯における天気の変化をある程度予報することができる。[根本順吉]

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