アナルコサンジカリズム(読み)あなるこさんじかりずむ(その他表記)anarcho-syndicalisme フランス語

精選版 日本国語大辞典 「アナルコサンジカリズム」の意味・読み・例文・類語

アナルコ‐サンジカリズム

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] anarcho syndicalisme ) サンジカリズム(急進的労働組合主義)におけるアナーキズムに相通じる一つ立場国家組合階級などによるいっさいの政治権力を否定し、労働者による生産管理を実現しようとするもの。二〇世紀初頭から第一次大戦前後にかけて、スペインフランスイタリアで盛んだった。労働無政府主義。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アナルコサンジカリズム」の意味・わかりやすい解説

アナルコ・サンジカリズム
あなるこさんじかりずむ
anarcho-syndicalisme フランス語

革命的労働組合主義。19世紀末から20世紀初めにかけて世界的に台頭した、無政府主義思想と結び付いた革命的労働組合運動、ないしその思想をいう。

松尾 洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android