コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アブー・サイード(不賽因) アブー・サイードAbū Sa`īd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アブー・サイード(不賽因)
アブー・サイード
Abū Sa`īd

[生]1304/1305
[没]1335
イランのモンゴル王朝,イル・ハン国第9代のハン (在位 1316~35) 。 12歳にして即位。宰相ラシード・ウッディーンおよびアリー・シャーの補佐を受けたが,1318年のラシード・ウッディーンの失脚後は,最高司令官アミール・チョバンの後見のもとに統治。チャガタイ・ハン国キプチャク・ハン国からの攻撃を退け,また,エジプトのマムルーク朝と講和を結んだ。 27年にアミール・チョバンを除くことに成功したが,35年キプチャク・ハン国軍の侵入にそなえての陣中で没したときには,実権はジャラーイル族 (→ジャラーイル朝 ) のハサン・ブズルグや,チョバンの子ハサン・クーチェクらの掌中にあった。彼の死をもって,イル・ハン国は事実上滅びる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

アブー・サイード(不賽因)の関連キーワードアブドゥル・ラッザーク・サマルカンディームハンマド・ナフチェバーニーシャバーンカーライームザッファル朝トガ・テムル朝バナーカティーチョバン朝

今日のキーワード

アウフヘーベン

ヘーゲル弁証法の基本概念の一。あるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存すること。止揚。揚棄。→アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ →弁証法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android