アルキル(その他表記)alkyl

翻訳|alkyl

デジタル大辞泉 「アルキル」の意味・読み・例文・類語

アルキル(alkyl)

メタン系炭化水素アルカン)から水素原子一つを除いた残りの原子団総称。一般式CnH2n+1-で表される基。メチル基CH3-、エチル基 C2H5-など。アルキル基

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改訂新版 世界大百科事典 「アルキル」の意味・わかりやすい解説

アルキル
alkyl

アルカン(飽和脂肪族炭化水素)CnH2n+2から水素1原子を除いて得られる1価の炭化水素基CnH2n+1-。芳香族アリールに対応する。一般的に表す場合には略号Rを用いる。アルキル基の名称は炭化水素名の語尾アンane〉を〈イルyl〉に変えてつくる(表参照)。C3以上のアルキル基には枝分れのある異性体がある。簡単なものは前綴を用いて枝分れ構造を示す。特記しないかぎり,直鎖構造のものを示す。
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化学辞典 第2版 「アルキル」の解説

アルキル
アルキル
alkyl

脂肪族飽和炭化水素分子からH 1個を除いた残りの原子団CnH2n+1の総称.飽和炭化水素の英語名の語尾-ane(アン)を-yl(イル)にかえて命名される.メチル(n = 1),エチル(n = 2),ベンチル(n = 5),ヘキシル(n = 6)など.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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