改訂新版 世界大百科事典 「アンタルキダス」の意味・わかりやすい解説 アンタルキダスAntalkidas生没年:?-前367 スパルタの外交家。アテナイがペルシアの資金で海軍を再建し勢力を回復すると,スパルタは再びペルシアとの同盟を策した。彼はこの交渉にあたり,前387年(または前386)にアルタクセルクセス2世と条約を結ぶことに成功。これをアンタルキダス条約と呼ぶ。その後もペルシアとの交渉にあたるが,レウクトラの戦以後ペルシアはテーバイ寄りとなり,彼は前367年の交渉に失敗して自殺した。執筆者:古山 正人 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンタルキダス」の意味・わかりやすい解説 アンタルキダスAntalkidas(Antialkidas) [生]?[没]前367古代ギリシア,スパルタの将軍,政治家。アンチアルキダスとも呼ばれる。コリント戦争末期,ペルシアとシラクサの援助を得て,アテネを無力化して,ギリシア諸都市を強制し,前 386年アケメネス朝ペルシアに小アジアのギリシア諸市の支配権を認める条約 (アンタルキダスの和約 ) を締結した。その後ペルシアとの外交に失敗,自殺した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by