改訂新版 世界大百科事典 「アルタクセルクセス2世」の意味・わかりやすい解説
アルタクセルクセス[2世]
Artaxerxēs Ⅱ
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
(在位前404~前359)
アケメネス朝の君主。即位後まもない前401年に,サルディス駐在のペルシア軍総司令官であった弟の(小)キュロスが,王位をねらって起こした反乱を鎮圧。この戦いと,反乱軍に加わったギリシア人傭兵隊1万人の敗走については,クセノフォンの『アナバシス』に詳しい。同じ頃エジプトがそむいて独立を宣言したが,これを再平定することはできなかった。半世紀に及ぶ治世中に反乱が勃発し,帝国は徐々に衰退に向かった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…クニドスの出身。ペルシア軍の捕虜となり,医師としてペルシア王アルタクセルクセス2世に仕え,前401年にクナクサの戦に参加,前398年には王の使節としてアテナイのコノンと交渉した。その後クニドスに戻り,《ペルシア史》23巻,《地理書》3巻,《インド誌》などを著す。…
…それと同時に専制政治の弊害も現れはじめ,クセルクセスは親衛隊長らの宮廷陰謀によって殺された。続くアルタクセルクセス1世の治世前期にエジプトが反乱を起こし,アテナイと結んでペルシアに抵抗した。しかし,前454年に反乱は平定され,ペルシア戦争以来続いたアテナイとの敵対関係も〈カリアスの和約〉(前449)によって一応の解決をみたので,帝国の平和は維持された。…
※「アルタクセルクセス2世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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