アンダーソン(Johan Gunnar Andersson)(読み)あんだーそん(英語表記)Johan Gunnar Andersson

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンダーソン(Johan Gunnar Andersson)
あんだーそん
Johan Gunnar Andersson
(1874―1960)

スウェーデンの地質学者、考古学者。とくに第四紀地質学者として知られ、1906年にはスウェーデン地質調査所長となった。1914~1925年には北京(ペキン)地質調査所に派遣され、奉天省(現、遼寧(りょうねい)省)、河南(かなん)省、甘粛(かんしゅく)省の遺跡を調査し、周口店(しゅうこうてん)洞穴で北京原人骨を発見、また出土の土器中に彩色土器を発見、中国の新石器時代に、中央・西南アジアと文化交流のあったことを明確にし、オリエント古代文化の東漸(とうぜん)を確証した点で大きな功績をあげた。帰国後、1925年にストックホルムの極北古物博物館長やストックホルム大学講師を務め、1937年に再度中国に渡り、西康(せいこう)省(チベット東部と四川(しせん)省西部よりなる省。1955年廃止)の氷河やトンキン湾の遺跡の調査に従事した。著書に『中国遠古文化』An Early Chinese Culture(1923)、『黄土の子等(ら)』Children of the Yellow Earth(1934)、『中国人の先史時代研究』Researches into the Prehistory of the Chinese(1943)など多数がある。

[市川正巳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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