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トンキン湾 トンキンワン

デジタル大辞泉の解説

トンキン‐わん【トンキン湾】

Gulf of Tonkin》ベトナムの北東岸と中国の雷州半島海南島とに囲まれた南シナ海の支湾。1964年8月に、アメリカベトナム戦争介入の口実とした軍事衝突(トンキン湾事件)のあった所。北西部に奇峰が林立する独特な自然景観で知られるハロン湾がある。バクボ湾。北部湾。

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百科事典マイペディアの解説

トンキン湾【トンキンわん】

南シナ海北西端の湾。東は中国の雷州半島と海南島,西岸ベトナム北部。サバ,タイ,アジ,エビなどの漁獲が多く,沖合漁業は中国側で行われる。港としてはハイフォンホンゲイ北海などがある。
→関連項目ハロン湾

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世界大百科事典 第2版の解説

トンキンわん【トンキン湾 Gulf of Tonkin(Tongking)】

南シナ海北西部の海湾。西岸はベトナム,北は中国広西チワン族自治区,東は同じく雷州半島ならびに海南島で囲まれる奥行き約500km,湾口のベトナムのムイドク岬と海南島南西の鶯歌嘴の間の東西の直線距離は約230km。西岸にはソンコイ川デルタが展開し海岸線は単調であるが,その北のアロン湾から広西海岸にかけては沈降性で海岸線の出入りが複雑である。沿岸に島も多い。雷州半島と海南島との間には瓊州(けいしゆう)(海南)海峡がある。

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大辞林 第三版の解説

トンキンわん【トンキン湾】

南シナ海の北西部、ベトナムと中国の雷州半島と海南島に囲まれた湾。1964年、この湾上で起こったアメリカと北ベトナムの軍事衝突を契機として、アメリカはベトナム戦争に介入した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トンキン湾
トンキンわん

バクボ湾」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トンキン湾
とんきんわん
Gulf of Tonkin

ベトナムの北東海岸と、中国の広西チワン族自治区、雷州(らいしゅう)半島および海南島に囲まれた南シナ海の支湾。湾の西岸にはハロン湾、ファイ・ツイ・ロン群島などがあって出入りに富み、湾口南東部には大暗礁地帯がある。湾内の水深は中央部がもっとも深く50~70メートルに達する。海底は一般に柔らかく、船の投錨(とうびょう)に適している。北東モンスーンが10月初旬から翌年3月まで、南西モンスーンが4~5月から9月ごろまで吹くがあまり強くはない。ただし、ときに台風に襲われることがある。ベトナムのハイフォン港などにとって重要な交通路となっている。[別技篤彦]

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