アンダーソン(Philip Warren Anderson)(読み)あんだーそん(英語表記)Philip Warren Anderson

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンダーソン(Philip Warren Anderson)
あんだーそん
Philip Warren Anderson
(1923―2020)

アメリカの物理学者。インディアナポリスに生まれる。1943年ハーバード大学を卒業したが、第二次世界大戦中のため、海軍研究所で電子物理学の応用技術の研究に従事した。終戦後、ハーバード大学に戻り、1949年バン・ブレックの指導のもとで博士号を取得、同年ベル研究所に入り1984年まで勤務した。その間、ケンブリッジ大学の客員教授を兼任、また1976年以降はプリンストン大学の教授を務めた。1952年(昭和27)フルブライト交換教授として来日している。

 磁性、超伝導など固体物理学の基礎理論を研究し重要な業績を残した。不純物などによる無秩序なポテンシャル場における電子状態の局在性について研究し、「アンダーソン局在」「アンダーソン模型」の理論を提唱した。また超伝導、超流動の研究では「ジョセフソン効果」の実験的証明を行った。1977年「磁性と無秩序系の電子構造に関する理論的研究」により、バン・ブレック、イギリスの物理学者モットとともにノーベル物理学賞を受賞した。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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