コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ポテンシャル ポテンシャルpotential

翻訳|potential

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポテンシャル
potential

位置エネルギーは保存力場内にある質点の仕事をする能力を表わすが,この能力を保存力場そのものが潜在的にもつと考えるときに,位置エネルギーを力場のポテンシャルという。ポテンシャル U(xyz) はスカラー量であって,保存力 F の成分は Fx=-∂U/∂xFy=-∂U/∂yFz=-∂U/∂z で与えられる。この3式の和を F=-gradU と書き,右辺を U の負の勾配という。静電気力は保存力であって,静電ポテンシャルは電位とも呼ばれる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

ポテンシャル

ベクトルVの場が渦なし,つまりいたるところでVの回転rot Vが0であれば,VをあるスカラーΦの勾配(こうばい)としてV=grad Φの形に表すことができ,このΦをVのスカラーポテンシャルまたは単にポテンシャルという。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

DBM用語辞典の解説

ポテンシャル【potential】

ポテンシャルは、製品・商品あるいはサービスの市場性・市場規模である。どこに市場があり、その市場規模はどれほどの可能性を持つかを検討する。すでに販売している製品・商品、サービスなら、成長市場にあるのか、成熟市場にあるのか、それとも停滞市場にあるのかを想定しながら、その市場規模を検討する。ポテンシャルは9Pのひとつ。

出典|(株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について | 情報

流通用語辞典の解説

ポテンシャル【potential】

ポテンシャルは、製品・商品あるいはサービスの市場性・市場規模である。どこに市場があり、その市場規模はどれほどの可能性を持つかを検討する。すでに販売している製品・商品、サービスなら、成長市場にあるのか、成熟市場にあるのか、それとも停滞市場にあるのかを想定しながら、その市場規模を検討する。ポテンシャルは9Pのひとつ。

出典|(株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ポテンシャル【potential】

微分することによって力が導かれるような場所の関数をポテンシャルと呼び,力学,電磁気学などの物理学において場を表すのに用いられる重要な概念である。ポテンシャルをU(x,y,z)とするとき,ベクトル解析の記号で力Fは, F=-∇U=-gradU  ……(1) と表されるが,これはFx,y,z方向の成分をFx,Fy,Fzとすると,を意味している。このようにして与えられる力をとくに保存力というが,それは,この力を受けて運動する質点の力学的エネルギー(運動エネルギーと位置エネルギーの和)が保存されるからである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ポテンシャル【potential】

可能性としてもっている能力。潜在的な力。 「ヒューマン--」 「 -を高める工夫」
〘物〙 力の場の中で物質粒子が現在の位置からある基準点まで移動するとき、力の場によって粒子になされる仕事の大きさを位置の関数として表したスカラー量。スカラー-ポテンシャル。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポテンシャル
ぽてんしゃる
potential

力の場の各点に位置のエネルギーが定まる場合に、それをポテンシャルまたはポテンシャル・エネルギーとよぶ。「ポテンシャル」は潜在的の意。運動の勢いとして顕在する運動エネルギーに対していう。両者の和が一定で、エネルギーは顕在したり潜在したり互いに移り変わることができるのは、投げたボールやジェット・コースターなどの例にみられるとおりである。[江沢 洋]

力の場とポテンシャル

質点の受ける力が空間の場所により定まっているとき、その空間を力の場という(たとえば、太陽の周りの重力の場、ただし、太陽は空間に静止しているものとする)。力の場に基準点Aをとり、そこに静止している質量mの質点を静かに(速度、加速度がゼロ、したがって無限の時間をかけて)別の点Pまで運ぶ仕事量W(A-Γ-P)が途中の道筋ΓによらずPの位置P(x,y,z)のみで定まる場合に限り
  W(A-Γ-P)=W(P)=W(x,y,z)
なる関数をこの力の場における質点mのポテンシャルとよび、この種の場を保存力の場という。Pまで運ぶ仕事が途中の道筋によって違うということがおこるのは、たとえば力の場が渦を巻いている場合である(図A)。[江沢 洋]

ポテンシャルの場

保存力の場における質点mのポテンシャルは空間の各点で値(スカラー)が定まっているので、これも場である。座標の原点Oに固定された点電荷Qがあり、質点mも電荷qをもっているとし、二つの電荷は同符号とすれば、質点mにはOを中心とし逆二乗の法則に従う斥力が働く。この力は保存力であって、ポテンシャルの場W(x,y,z)をもつことが証明される。質点mに働く力は斥力で、点Oに近づくほど強くなるから、mをOの近くまで運ぼうとすれば、それだけ大きな仕事をしなければならない。それゆえz=0の面上に限定してW(x,y,0)の値をグラフにすると図Bの(1)のような山の形(ポテンシャルの山)ができる。これがポテンシャルの場の一つの表し方である。この山はまた、等高線(等ポテンシャル線とよぶ)をxy面に描くことにしても表現できる(z=0に限定しなければ等ポテンシャル「面」で表現することになる)。ポテンシャルの山は、もとの力の場も表現している。実際、質点mを等ポテンシャル線に沿って運ぶのに仕事は不要だから、図Bの(2)の点Pで質点mに働く力は等ポテンシャル線に沿う成分をもたないことが、まずわかる。力は等ポテンシャル線に垂直な成分をもつのみだから、その成分をf(P)と書いてみる。質点mを静かに山の上方の点P'まで引き上げるには、質点に-f(P)の力を加えるので、-f(P)・PP'だけの仕事をすることになる。これがポテンシャルの増加
  W(P')-W(P)
になるわけだから、

が導かれる(正確にはP'→Pの極限をとる)。つまり力は、ポテンシャルの山からその勾配(こうばい)として求められる。このことは、いま考えた電荷の間の力に限らず一般にいえる。[江沢 洋]
『戸田盛和著『物理入門コース1 力学』(1982・岩波書店) ▽原島鮮著『質点の力学』改訂版(1984・裳華房) ▽S・ガシオロウィッツ著、林武美・北門新作訳『量子力学1』(1998・丸善) ▽江沢洋著『量子力学1、2』(2002・裳華房) ▽江沢洋著『力学――高校生・大学生のために』(2005・日本評論社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のポテンシャルの言及

【ベクトル解析】より

…このときFは局所的には,スカラー関数φを使ってF=gradφと表される。φをFのポテンシャルpotentialという。divF=0なるベクトル場Fはわき出しなし,あるいはソレノイダル(管状)であるという。…

【ポテンシャル論】より

…ベクトル場FがスカラーUによってF=-gradUと表されるとき,UFのポテンシャルという。 例えば,三次元空間の,集合Eを占める物体Mがあり,点QEにおける密度がρ(Q)のとき,万有引力の定数をGとおけば,物体Mによる重力の場Fは,ポテンシャル,の-gradUに等しい。…

※「ポテンシャル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ポテンシャルの関連キーワードファンデルワールス‐ロンドンの相互作用リエナール‐ウィーヘルトポテンシャル補ポテンシャルエネルギー停留原理ポテンシャルエネルギー停留原理ボルン‐マイヤーポテンシャルバーカー‐ヘンダーソンの理論ギブス‐デューエムの式ベクトルポテンシャルアハラノフボーム効果運動エネルギーの原理物理測地学の基本式レヴィンソンの定理活性化エネルギーポテンシャル散乱ポテンシャル水温ポテンシャル障壁等ポテンシャル面遅延ポテンシャルつじつまのあう場化学ポテンシャル

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ポテンシャルの関連情報