アンプル管(読み)アンプルかん(英語表記)ampoule tube

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンプル管」の意味・わかりやすい解説

アンプル管
アンプルかん
ampoule tube

薬剤および化学薬品薬液を封入する特殊なガラス容器。内容物 (薬品) との間に化学的安定性が要求され,特に耐水性があり,内容物を中性に保つ中性ガラスを用いる。材質としてはホウケイ酸ガラスが使用されるが,作業性や耐水性,化学的安定性を改善するためにアルカリやアルミナ,酸化カルシウムなどが添加されている。また,光線の影響による内容物の変質を防ぐため,褐色のものが用いられることもある。 JISでは容量,化学的耐久性,熱衝撃性などにつき詳細に規定している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android