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イサコボ文化 イサコボぶんかIzakovo culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イサコボ文化
イサコボぶんか
Izakovo culture

ロシア,シベリア,バイカル・アンガラ地方の新石器時代初頭の文化。前4千年紀に属する。 A.P.オクラドニコフによって,1939年にこの時期の墓が発掘され,以来,その文化内容が明らかになってきた。埋葬遺体は仰臥伸展葬で,頭部は東ないし北東に位置するものが多く,その方向は日の出の方向と関係があると考えられている。墳丘上には配石がある。副葬されている土器は,丸底で,網状のものを押しつけた文様をもっている。石器には,大型丸鑿石斧をはじめとする局部磨製石斧,有柄または無柄の石鏃石槍,各種のスクレーパー,左右非対称形のナイフなどがある。骨角器としては,植刃器があり,はめこまれる植刃には,細石刃と両面加工のものの2種類がある。ほかに骨針,鳥骨製の骨針筒,装身具が発見されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

イサコボぶんか【イサコボ文化】

A.P.オクラドニコフによって1950年に提唱されたバイカル地方新石器編年の第2期で,前4千年紀に比定される。アンガラ川右岸,イサコボIsakovo村から10.5km離れた段丘上の2基の墓を基準に命名された。第2号墓からの出土物は,猪牙製装身具,植刃骨槍,丸のみ石斧,石鏃などがあり,北東頭位の伸展葬人骨が検出された。第1号墓からのみ,土器破片が出土し,織布文(編目文)の文様をもっている。この期の墓は,ポノマリョボ,ブラツキー・カーメニなどで調査され,丸底で,口縁部に刺突文と斜位の刻みがあり,地文に織布ないし網目の押捺文をもつ土器が出土している。

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