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イベリア図式美術 イベリアずしきびじゅつIberian schematic art

世界大百科事典 第2版の解説

イベリアずしきびじゅつ【イベリア図式美術 Iberian schematic art】

イベリア半島全体に広く分布する,新石器時代および青銅器時代岩面画の総称。時代的にはレバント美術の後に続くが,起源は異なる。形象の多くが著しく図式化,抽象化されているため,この名がある。とくに人物像は極端に単純化,様式化され,細い針金状,あるいは二つの三角形を頂点で接合した砂時計形のものも見られる。動物像も,鹿,ツル,コウノトリ,カメなどが単純な線に還元される。また,太陽の象徴的表現,太陽と人物を組み合わせた形象が認められ,この美術には太陽崇拝が関連していたと考えられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のイベリア図式美術の言及

【先史美術】より

…身長を異にする2種族間の戦闘図は,この海岸地帯の人々との戦いをあらわしているのかもしれない。
[イベリア図式美術]
 レバント地方のみならず,イベリア半島全体に図式的な岩面画が広く分布している。初期には彩画が多く,時代が下ると刻画が多くなる。…

※「イベリア図式美術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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