最新 地学事典 「イライト結晶度」の解説
イライトけっしょうど
イライト結晶度
illite crystallinity
イライトの結晶中に存在する膨潤層の割合を評価する相対的な尺度。膨潤層の存在度が減少すると,X線回折ピークの鋭さが増すことを利用して評価する方法には,イライトの(001)回折ピークの半値幅を角度(Δ2θ)で表すKubler index, 1.00nmと1.05nmでの強度の比で表すWeaver index, 石英のピークの半値幅との比で表すWeber indexなどがある。そのほか,赤外線分光光度計を用いるFlehmig indexも用いられる。主として温度の上昇とともにイライトの結晶度が増すため,岩石が受けた続成作用や低度の変成作用,および熱水などによる変質作用を評価するうえで有効。
執筆者:大塚 勉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

