インターネット自由貿易圏(読み)インターネットじゆうぼうえきけん

百科事典マイペディア の解説

インターネット自由貿易圏【インターネットじゆうぼうえきけん】

米国クリントン大統領が発表した〈国際電子商取引の枠組み〉のこと。1997年7月,クリントン大統領がインターネットを介した売買非課税にするなど,電子商取引に対する政府規制排除を提唱。これは国境を超えた電子商取引に関税を課さない〈自由貿易圏〉をつくるもので,1年以内に世界貿易機関WTO)を通じて世界のルールにしようというもの。 インターネットでの商取引は,飲食品,情報,書籍,コンピューター・ソフトなど広範囲に及び,この分野での規制を排除し,米国が優位を保つコンピューター・ソフト,データベース,金融サービス,映画・音楽ソフトなどの分野での権益を確立し,現在400億ドルにものぼるサービス輸出を一段と拡大することがねらいとみられる。これに対し,日本やEUヨーロッパ連合)は知的所有権をはじめとする経済問題のほか文化問題などがあるとして消極的な態度を示しており,今後WTOなどで検討される問題として認識されている。

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