インターラクショニズム(英語表記)interactionism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「インターラクショニズム」の解説

インターラクショニズム
interactionism

心身相互作用説。人間存在を心身に分つ二元論は,魂の不滅の教義と結合し西洋で発達したが,相互に独立の存在とされた心身間の関係をめぐって多くの解釈を生んだ。これはその一つの説であり,心的事象肉体的事象は相互に果関係にあるとする。すなわち感受作用では肉体が,意志作用では精神がそれぞれ他に対して因となる。 D.ヒュームのように,因とは結果とされる事態に常に先行してある事態と解すれば,経験からこの説は正当化される。しかし因果性を厳密に解し,心身の独立性を強調すれば,この説は成立しにくくなる。 (→心身問題 )

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